子どもが産まれて、意識し始めたことの一つに『お金』の問題がある。
自分も親になったのだと感じたことであった。
この記事では、教育資金を作っていく方法をまとめ、僕自身はどのような選択をしたのか体験とともに書いていきたいと思う。
「いくらためたらいいの?」
「子どものお金ってどうやって貯めたらいいの?」
といったことを知りたい方にぜひ参考にしてほしい。
目次
子どもの教育資金いくら必要!?
銀行のコラムなどよく耳にする教育資金の総額は、
幼稚園入園から大学卒業まですべて国公立であれば約1000万、
すべて私立であれば2000万から3000万だ。
子ども1人ならまだしも2人、3人となってくれば相当な額になる。
もちろん、収入によっては援助制度があったり、奨学金の貸与・給付を利用したり各種制度を利用していくことで必要な資金を補うことは可能だ。
お金に余裕がある家庭であれば、貯蓄していく必要なないかもしれないが、
多くの親は子どものために少しずつ貯蓄していくことが賢明だろう。
個人的には、最低限必要になる学費を目安に今現在の所得と相談しながら無理のない範囲で貯めていくことがいいのだと思う。
計画的に教育資金を貯めていっても、子どもの事故や病気などでお金が必要になるかもしれないし、家族全体の生活が苦しくなるかもしれない。
未来はどうなっているのか不確定であるし、誰にもわからない。
では、どのように教育資金を貯めることができるのかいくつかの手段を見ていきたい。
ファイナンシャルプランナーのようなプロの人であれば、
もっと賢いため方があるのかもしれないが、よく言われる方法のみを考えてみたい。
貯める方法
定期預金
普通預金でも良いが、定期的に銀行の口座にお金を積み立てていく方法。
ネット銀行の口座や地方銀行の定期預金が大手銀行と比べ、金利がいい印象。
とは言っても、よくて年利0.1〜0.2%程度ぐらいだろう。
時々優遇金利されているものもある。
元本割れの可能性は極めて低い。
必要な時にお金を引き出せるので、その点自由がきく。
金利がよいのは「あおぞら銀行Bank支店」で現在の金利は0.2%。
メガバンクに比べかなりよい。
学資保険
保険会社が提供する子ども向けの保険制度。
各社提供するプランによって、返戻率が異なる。
金利の影響を受けやすいため、返戻率が元本割れしてしまうもののある。
ソニー生命のものは返戻率がいいようだ。
他には、明治安田生命のものも一括で支払うと返戻率は高い。
各社少しずつ異なるので一様には比較できないが、
個人的に返戻率が高いものお得感があるのではと思っている。
ジュニアNISA
その名の通り、NISAのジュニア版。
口座内で投資した株式や投資信託の配当金や譲渡益などにかかる税金が非課税になるシステム。
子ども1人あた年間80万まで非課税の枠がある。
ただ、子どもが18歳になるまで払い出しができない点に注意が必要。
投資信託を中長期保有することでリスクは多少減るが、マイナスになるリスクももちろんある。
詳しくは金融庁のページなどをみてもらうと分かる。
いち庶民的考え
では、考え方は様々あると思うが、僕はどうしたかというと。
年収何千万といった余裕があるわけではないので、上述の通り、身の丈にあった教育資金の捻出が大切だと考えている。
極論、余裕のある人であれば教育資金の貯蓄など必要ないであろうし、すべての制度を利用しても良いだろう。
私の考え方のポイントとしては、
- 分散させる
- 無理をしない
の2つである。
考え方の前提として根底にあるのは、あまり将来や各種制度を信用していないということだ。
詳しく説明すると、
1.分散させるについては、一つの制度に多額の資金を導入することでリスクが高まる可能性があると考えている。
保険会社であれば十何年後、子どもが大きくなった時に倒産している可能性だってある。
保証制度などもあるかもしれないが、せっかく貯めた資金が無くなってしまうことも無くはない。
それよりはいくつかの制度に分散させて資金を貯めるのがよい。
2.無理しないについては、今現在の生活の満足度を上げる方が大切だと考えている。
あまり多くの資金を貯金に回してしまうと、自ずと今の生活の質を下げなければいけなくなってしまう。
それにストレスを抱えてしまってはよくないと思っている。
なので、子どもが大きくなった時、特にはお金がかかる大学生あたりになった時に教育費の足しになればいいな程度に貯めていけばいいと思っている。
そんな考えで、教育資金を貯めるために僕が現在行っていることは、単純に銀行口座への貯金、学資保険への加入である。
銀行口座への貯金はなるべく金利のよいものを選んでいる。
お祝いや援助金などが出た時や生活費に余裕が出た時に少しずつ貯金をするようにしている。
無理のない範囲でいいと思っている。
学資保険は各社様々なものがあるので自分の考えに合ったものを選べばよいと思うが、僕は単純に返戻率が高いものを選んだ。
早い段階で一括で支払いなるべく資金をもらう時期を遅らせることで返戻率は高まっていく。
それだけ運用期間が長くなるので当たり前と言えば当たり前だ。
もちろん、途中で払い戻しても元本割れしないものがよい。
子育てをしていく上で、お金のことは大きな問題だ。