教員だから、子育ても上手でしょ!?と思う方もいるかもしれませんが、
そうとは限りません。
教育と子育ては別物です。
なので、教員→子育てが上手な人とはいつも言えるわけではありません。
しかし、子育てが上手な人→教育関係者はそれなりにあると思います。
つまり、教育と子育てに相関はあっても、因果はないとも言えます。
この記事では、上記の前提としながらも、特別支援教員的にどういった視点で我が子を見ているかということを記したいと思います。
子育ての参考になればと思っています。
今回のテーマは、手先の動きについてです。
手先が自分の思ったとおりに動かせているか、細かい動きができるか
ということです。
少しむずかしい言葉で言えば、「微細運動」といいます。
簡単に言えば、手や指先などの細かい動きです。
コップを持つや鉛筆で書く、ボタンを留められる、ハサミを使って工作をするなどを思い浮かべてもらえると分かりやすいかもしれません。
この言葉を知らなくても、乳幼児の玩具などは、
だいたいこの視点で作られていると思います。
月齢別に書かれたものを見つけたので、リンクを下に貼ります。
定期検診でも、積み木ができるかといった項目もあると思いますが、
微細運動と関係している項目です。
はじめは、親の手を握ったり離したりすることや、ガラガラを振ったりすることから始まると思います。
赤ちゃんならだいたいベビーカーにぶら下がっているオーボールなんかは、
握りやすいし、音もでるし、本当に小さい子の手の動きや興味をよく分かっているなと感心してしまいます。
おすわりやハイハイなんかができてくると、パズルボックスに形をはめ込んだり、
ブロックを積んだり、スプーンやフォークなどを握ったりなどができてくると思います。
パズルボックスは、手先の器用さや形や色の認知などのちからが必要なのでm
この玩具もよく考えられているなと思います。
2歳近くになってくると、できることもより高度なことができたり、
大人と同じようなこともできたりしてくるのではと思います。
我が子は、比較対象がないのでわかりませんが、
髪の毛や小さなゴミなどを指でつまんで、
渡してくることもあるので、比較的、指先は器用なのではと今の所思っています。
個人差もあると思うので、はじめは「うちの子できていない」と思っても、
慌てず、遊びを通して、継続的な観察が必要かと思います。