2歳のわが子も言葉の理解、話せる言葉の数が着実に増えてきているのですが、
まだまだ言葉での感情表現は難しいです。
言葉での感情表現は小学生でも、ましてや大人でも意外と難しいのではないかと思います。
例えば、どのくらい感情を表す言葉を知っていますか。意外と知らないのではないでしょうか。
発達障害をもつ子どもは特にこの辺りは苦手としている子が多いと感じています。
おもちゃに当たる
話は戻り、
個人差があると思いますが、2歳前後はイヤイヤ期とよく言われます。
わが子も自己主張が強くなっていて、
自分のしたいことができない、してもらえないと
怒り出しておもちゃにあたったり泣いたりします。
まあ可愛いものだと思って対応していますが、本人としては真剣に怒っているのだと思います。
上述の通り、乳幼児期は、言葉での感情表現がまだまだできないので、
泣くという行為で周囲に伝えることをします。
自分のしたいことができない、してもらえないと、
怒りが泣くという表現で表されているのだと思います。
一次感情と二次感情
心理学において、人の感情には、一次感情と二次感情というものがあると言われています。
そして、「怒り」は二次感情に分類されます。
ちなみに、一次感情には、「喜び」「不安」「心配」「寂しさ」などがあります。
こういった一次感情(特にネガティブな感情)が積み重なり、
コップから水が溢れ出るように「怒り」として、表現されます。
なので、子どもの「怒り」を単に「怒ってる」「また始まった」「うるさいな」などと
片付けるのではなく、その原因になっている一次感情に目を向けることが大切です。
一次感情に寄り添ってあげるのです。
謎解き感覚で
例えば、
寝起きで怒っている時は、
部屋が暗くて怖かったのかもしれませんし、一人でいたから寂しかったのかもしれません。
おもちゃに当たる時は、
うまくいかなくて悔しいのかもしれませんし、一緒に遊んでほしいのかもしれません。
そういった「怒り」の根っこの部分を探ってみると、
大人としても「そうだったのか」と腑に落ちて、子どもの論理がわかることがあります。
そういう時は謎を解いた時のように、結構すっきりした気持ちになります。